内科・小児科・心療内科
佐久間内科小児科医院
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検査

心電図検査について

最新式の心電計です。

心電図検査について

心電図検査の画像を紹介します。

心電図検査について

58才男性の心電図画像です。
まったくの正常波形です。
この方の心臓は、元気です。

超音波(エコー)検査について

 当院では、超音波検査装置は第一診察室に置いてあります。必要な時にすぐ行え、患者さんの(検査することでの)苦痛はなく、「探触子(プローブ)」を皮膚に当てるだけで、心臓や内蔵、甲状腺、リンパ節などの異常を見つけることが出来ます。診察や検査は、「からだの中で何が起きているのか」を探るための作業です。からだを観察し(視診)、触れ(触診)、指で叩き(打診)、内部の音を聴く(聴診)という診察の延長線上に、超音波があります。何もかもを機械に頼るような診療姿勢はどうかと思いますが、もはや、超音波のない診療は考えられなくなっております。「第二の聴診器」と云っても過言ではないでしょう。

超音波検査(エコー検査)

心臓エコーの画像を紹介いたします。

 「Bモード」とよばれる表示法で観た心臓です。心臓の断面を観ているので「断層心エコー」ともよばれます。左心室や左心房、大動脈など、心臓の各部位が明瞭に映し出されます。これは静止画像ですが、実際には動いている状態を観察することとなり、各部位の筋肉の動きや、心臓の弁の状態を確認することが出来ます。心筋梗塞では、梗塞になった部分の筋肉の動きが悪くなります。
 画像の向かって左が、心臓に血液が入り込んでいる時期(拡張期)、右が心臓から血液が押し出されている時期(収縮期)です。

 「カラードップラー法」のスイッチをオンにすると、心臓の中を流れる血液のシグナルが見えてきます。プローブに向かってくる血流は赤、離れていく血流は青に出るように設定されています。

 「Mモード」と呼ばれる表示法です。選んだ部分の筋肉や弁の動きを時間経過で観察する時に用います。拡張期に心臓の中にあった血液の何%が収縮期に大動脈に押し出されるかを計測する時などに用い、心臓の収縮能力の評価に有用です。

 「パルスドップラー法」は、血流速度の測定に使われます。ここでは、拡張期に左心房から左心室に流れ込んでくる血流の速度(左室流入速度)を測定しており、心臓の拡張能力の評価に有用です。

血管エコーの画像を紹介いたします。

 右の頸動脈を観察しています。血管の壁の厚みは普通レベルで、動脈硬化はほとんどみられません。右の画像はカラードップラー法で、プローブに向かってくる動脈血が赤色で表示されています。その上に細く見えている青いラインは、頸静脈の一部です。

 パルスドップラー法で血流速度を測定します。動脈硬化で血管が細くなっていたりすると、血流速度が異常に早くなります。

 動脈硬化が強い患者さんの画像です。矢印の部分の動脈の壁がもっこりと盛り上がっています。これは「プラーク」よばれ、破裂すると脳卒中を引き起こすので注意しなくてはなりません。この方の場合は、脳外科専門医に相談したところ、画像上硬いプラークと考えられ、破裂の危険は極めて少ないとのことでした。現在も当院にて経過観察中です。

 頸動脈は全身の血管の動脈硬化の状態を反映すると云われています。中高年期にさしかかったら、症状の有る無しに関わらず、一度は検査しておいた方がいいでしょう。また、頸動脈だけではなく、足や腕の動脈、静脈の観察も可能です。

腹部エコーの画像を紹介いたします。

 腹部エコーでは、肝臓、胆のう、腎臓、膵臓、脾臓などの中身のつまった臓器(=実質臓器)や、胃、腸、血管など中がトンネル状で、内容物や血液が流れている臓器(=管腔臓器)を観察します。管腔臓器の内部の観察は、内視鏡検査の方が得られる情報は当然多いのですが、腸重積や虫垂炎の発見にも超音波は威力を発揮します。
 図は、肝臓、胆のう、右腎臓の画像です。肝臓に脂肪が付き過ぎ「脂肪肝」の状態になると、肝臓内部が白みを帯びてきますが、この方の場合それほどではありません。胆のうもきれいです。

 別な患者さんの胆のうの画像です。胆のう内に、最大系約15mm大の胆石を認めます。脂肪肝も認めます。この方は、この時点では痛みも何もなく無症状だったのですが、約半年後に右腹痛が出現、外科にて腹腔鏡手術にて胆のう摘出。現在、元気に生活されております。

 ※甲状腺エコーの画像は、「診察室より~その2~「A2判定」を巡って」をご覧ください。(こちらからクリック

レントゲン検査について

 当院のレントゲン検査装置です。成人や小児の胸部画像、腹部、頭頸部、四肢の骨画像が撮影可能です。胃のバリウム透視や注腸造影は、現在行っておりません。

   コンピュータX線撮影(Computed Radiography:CR)システムにて、画像を作成します。 

レントゲン装置

 レントゲン検査操作台です。レントゲン室の外にあります。ここで、撮影する部位や電圧等の設定をします。

レントゲン操作台

 撮影した画像をデジタルファイルにつくる現像機です。以前のように、真っ暗な現像室に入り、レントゲンフィルムを現像液で画像にする作業は不要です。画像は数秒で診察室のCR用パソコンに転送、表示されます。

レントゲン・デジタル現像機

レントゲン検査の画像を紹介します。

レントゲン・デジタル現像機

 高校生女子の胸部レントゲン写真です。比較的長期に渡る胸部の違和感を訴え、受診されました。問診と診察所見から急性の肺炎は否定されますものの、軽度の気胸や慢性の肺疾患否定のため、検査を行いました。結果としてまったく問題ありません。映るべき影だけが映っている画像です。異常陰影は認めません。

 彼女には確か、不安になったらこれ観てねと、画像をスマートフォンに撮ってもらいました。

 以後の再診はありません。


 彼女は、元気です。

経鼻胃内視鏡検査について

 経鼻内視鏡では、従来の口から飲むタイプの経口胃内視鏡に比べ苦痛がありません。検査された患者さんも、「前とは全然違う」と驚かれております。

 ファイバーはかなり細く柔らかく、ソフトな感じです。鼻からの挿入ですので、口から飲んでもらう場合にどうしてもありがちだった「オエッ」が全くありません。鼻の粘膜は十分に麻酔しますので、痛くもありません。苦痛というほどの苦痛は感じない、と云っても過言ではないでしょう。
 みぞおちの痛みや食欲がないなど、胃に不安を抱えていても、検査が怖くて中々踏み切れなかった患者さんには朗報と思います。

経鼻胃内視鏡で観察した画像を紹介いたします。

 鼻の穴を通り抜け、気管の入り口付近です。声帯の一部が見えています。鼻の穴の粘膜には十分な麻酔をかけてあるので、多少の違和感はあるものの痛みはほとんどありません。

 食道の中です。粘膜のところどころに凹凸がみられますが、異常ではありません。

 食道の一番下、胃への入り口です。入り口に近い食道粘膜の色調がやや変化しています。軽度の逆流性食道炎の像です。

 胃の中に入り、ちょっと進んだところです。向かって右上が「胃角」とよばれる部位です。

 ファイバーの先をもっと奥にすべり込ませ、胃角を正面から観察します。胃角は、胃潰瘍や胃癌が最も出来やすい場所です。

 ファイバーを反転させ、胃の上の方を見上げています。黒く見えているのはファイバーの根本の部分です。

 ファイバーを元に戻し、今度は胃の一番下を観察します。見えている穴は腸への入り口です。この方の場合、粘膜のところどころが紅くなっています。「急性胃炎」です。

 腸の中に入ったところです。ヒダの数が胃よりも多くなっています。

 別な患者さんの画像です。胃角のほぼ真ん中に白くえぐられた部位があります。これが「胃潰瘍」です。

 近づいてみると、潰瘍の周りがやや紅くなっているのがわかります。白く見えるのは「白苔」とよばれ、本来の組織が壊れた跡形です。
 組織検査を行いましたが、癌細胞はみられませんでした。

 お薬で治療し、約2ヵ月後には完全に治っておりました。本来の胃角の形に戻っています。
 ちなみにこの方は、胃の中に「ヘリコバクター・ピロリ菌」という細菌がいましたので、除菌療法にて菌退治を試み成功しました。
 ピロリ菌がいる胃は胃炎や潰瘍になりやすく、逆流性食道炎を合併することも多いようです。何より、胃潰瘍をくり返していくうちに胃癌のリスクも高まります。
 みぞおちの痛みや胸やけ、胃もたれなどを感じる方は、甘く考えずに検査を受けられた方がいいでしょう。